敷地調査から考える、家の間取り(配置)の考え方について/富士・富士宮・三島フジモクの家
【地調査から考える、家の間取り(配置)の考え方について】
フジモクの家では、お客様の家を形づくる設計の流れとして、最初に計画敷地の現地確認し、下記項目等をチェックします。日当たり等が気になる時は時間を変えて何回も確認する事もあります。
①周辺環境(近隣建物・日当たり・方位等・高さ関係等)
②外構計画(駐車・物置等)
③法規制(高さ制限・外壁後退等)
間取りを直ぐに考えたくなりますがそこをぐっと我慢をして、まずは計画敷地に対し上記項目(①~③)を考え、どこに何を配置したいかを整理するのが大事なポイントと考えています。それから間取りを考えていきます。
もし間取りを先に考えてしますと、車が希望台数駐車できないとか、リビングの日当たりが悪くなるとか、法規制で建てられない場合やご希望のお気に入りの間取りが建築できない事もあります。
①〜③のチェックを参考に、以下のような配置計画をします。例をご紹介します。
- 建物は南側を空けて計画するのが一般的ですが、南側隣地に3階建の建物があれば影になる可能性があるので、日当たりの必要がない水回りを南側に計画する。
- 開放的な空間の確保や南側に高い建物等がる為に日当たりの事を考え、吹き抜けを計画しその光をリビングに差し込むようにする。
- 富士山や海の景色の良い所を見えるようにする。
- 駐車場はどのように駐車(平面・縦列・転回)するのか?等です。
絶対に同じ条件の計画敷地はありません。
道路の位置・方位・大きさ等違います。
注文住宅の良い所であり、難しい所でもあります。
お敷地・ご要望に合わせて、快適な暮らしが過ごせるように配置も含め1棟1棟ご提案をさせて頂いております。
(文:一級建築士 宅地建物取引士 新田真善)