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『工事の検査について』/富士・富士宮・三島フジモクの家

『工事の検査について』

設計の新田です。今回はフジモクの家ができるまでに行っている審査と検査についてお話ししたいと思います。

はじめに、住宅には完成までに審査と検査を受ける必要があります。主に審査は工事前に受けるもので、検査は工事中に行われるものです。それぞれについて、解説したいと思います。

 

 

審査は、自治体や民間の指定確認検査機関に書類を提出し、設計図面の審査を受ける建築確認です。

そして検査は、設計図面通りに工事されているかを確認する基礎の配筋検査、上棟後の中間検査、工事完成後の完了検査が有ります。

その検査には、社内検査があり次の5つをフジモクでは行なっています。

目的は、お客様との契約や打合わせでお約束したことが、確実に出来ているか、建築確認や社内ルールが守られているかを確認して、これからお客様に安心してお住いになって頂くために行うものです。

 

・『配筋検査』

コンクリートを打設する前に行う検査で、鉄筋の太さ、本数、位置などを確認します。

 

・『金物検査』

柱や梁に取り付けられる金物、筋交などの構造上重要な部分を確認します。

 

・『雨仕舞い検査』

開口部(サッシ周り、換気扇、配線貫通部等)、屋根と外壁が交わる部分から雨水が進入しないように施工されているか確認します。

 

・『木工事検査』

大工工事が完了した後、仕上げを行う前に行う検査です。

壁、天井下地のプラスターボードやドア枠、窓枠などがしっかり施工されているかを確認します。

 

・『竣工検査』

すべての工事が完了した後に、図面通りに仕上がっているか、傷などがないかなど表面的な仕上りを確認して行きます。

さらにこの検査は工事担当者だけではなく、設計・IA担当がそれぞれの目線からトリプルチェックを行います。

 

どの社内検査も、建物を長期に維持して行く上でとても重要な検査です。

このように、後からでは見えなくなってしまう部分から、仕上がった部分まで多くの箇所を確認しているのが社内検査の特徴です。

 

そしてすべての検査・対応が終了し建物をお客様にお引渡しをさせて頂きます。

 

(一級建築士・宅地建物取引士 新田真善)