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「住宅建築専門用語解説 玄関周り編」/ 富士・富士宮・三島フジモクの家

「住宅建築専門用語解説 玄関周り編」

 

今回は住宅造りで良く使用される専門用語について説明したいと思います。

こうしてご説明しようと思った理由は、新築の打ち合わせの時やお住まいになってから問い合わせをいただく時に、お客様との会話でお互いにどこの部分を指しているかが食い違わないようにできればいいなと思ったからです。

用語には、日本建築ならではの昔から使われている言葉もあれば、海外から入ってきたものもあります。体と同じで住宅造りでも名前が無いものはありません!

 

では、初めに玄関周りから、玄関框(玄関上がり框)、玄関巾木、式台、沓摺、ドアクローザー、サムターンについて説明します。

 

 

・玄関框:読み方、げんかんがまち。玄関の土間と床の部分の境目に生じた段差の部分に横に入れる化粧材です。

同じように家の中では段差が起きる部分があり、場所によって、勝手口框、上段框(階段の一番上の部分)、床框(床の間)など呼び方が変わります。

・玄関巾木:読み方、げんかんはばき。玄関土間の床仕上げ材と壁の仕上げ材の間に取り付ける材です。玄関框と高さを合わせて足元部分の仕上げをすっきりと見せる役割が有ります。

 

 

・式台:読み方、しきだい。玄関の上がり口に設けた、一段低い板敷きの部分。もともとはお客様を送り迎えする場所でしたが、今は上がり口に昇る際の踏み台とするほか、靴を履くときの腰掛けとしても用いています。昔の住宅では玄関の土間と床の段差が大きかった為見られましたが、現在の住宅では余り段差を付けない様になってきているのであまり見られなくなっています。

 

 

・沓摺:読み方、くつずり。ドアの下部にある部材のこと、部屋の気密性を高めたり、音漏れを防ぐために設けられます。

・ドアクローザー:玄関などのドア上部についていて、ドアをゆっくりと自動的に閉めるための装置です。

・サムターン:ドアの室内側についている、錠の開け閉めを行うために使う金具のこと。

 

部位の一つ一つに役割があることを知っていただけると嬉しいです!

それでは。

(文:二級建築士・暮らし省エネマイスター 大塩学)