「間取りは暮らしの理想イメージと環境の組合せで考える」/ 富士・富士宮・三島 フジモクの家
「間取りは暮らしの理想イメージと環境の組合せで考える」
こんにちは、設計の杉山です。
家を建てようと思う理由を尋ねたら、ほとんどの方は「より豊かな幸せな生活をおくるため」と答えるのではないでしょうか。そう考えると、現状の暮らし方よりもっと快適に、便利に暮らして行ける住まいを考えたいですよね。
そこで、今回はみなさんに共通の理想の暮らしに近づけるため、設計者はどんなことを大切にしているかをお話ししたいと思います。
私がお客様の間取りを考える時は、ご要望をご家族ごとヒアリングさせて頂きます。
その中で現時点での理想の暮らし方と数年後、そして老後のイメージまで考えて頂いて、自分達の暮らしで本当に必要な物と、そうではない物を選別しながら理想の間取りを考えて行きます。例えば、家族4人暮らしのご家庭で現状はお子様が小さい為、1階で遊べるキッズスペース付のLDKが欲しいとのご要望がありましたが、老後ご夫婦が1階だけでも暮らせるよう主寝室を1階に配置しキッズスペースと兼用できるプランをご提案させて頂きました。この場合将来子供達が独立した時は2階子供部屋がゲストルームや趣味室で使えるなど、家族構成の変化にも対応できるプランをご提案できました。また、ときにはお客様のご要望が2階建ての住いであっても平屋のご提案をさせて頂く時もあります。
そして、間取りを考える前に必ず行っているのが敷地環境の確認です。理由は、間取りは敷地条件によって左右されるため、とても大事な確認と考えています。
私が敷地環境の確認を行う時に注意している事が2つあります。
- 敷地と道路及び隣地との関係性や敷地高低差などの確認
- 敷地周囲の建物立地や日当たり・風通しの確認
この2点をチェックすると、その場所に立ってみて初めて分かることがたくさんあります。それは敷地の環境を五感で感じとった情報です。例えば、周囲からの視線・騒音・におい・肌で感じる雰囲気などです。そこで暮らす方の視線、立場になってみることが、理想の暮らしを実現させる設計には必要だと思います。
この様なことを確認しながら、お客さまの理想の住まいづくりのお手伝いが出来ることを日々楽しみながらプランニングしています。
理想の家づくりのなら、フジモクにお任せください。
(文:一級建築士 杉山卓也)