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「新展示場の気密測定してみました!!〜暮らし方とC値について〜」/ 富士・富士宮・三島フジモクの家

「新展示場の気密測定してみました!!〜暮らし方とC値について〜」

 

こんにちは、営業の田邉です。長雨が続き、ジメジメとした日々が続きますね。

さて、富士市五貫島にて5月にオープンしましたフジモクの新展示場「暮ラスカ」は、こんなジメジメとした日々でも室内はサラッとしています。無垢床などの自然素材を使用している事もありますが、湿気の進入を防ぐ高気密もその一つです。

展示場の工事中、断熱工事を終えた所で「気密測定」を行いました。

通常では、ご依頼があれば個別で測定を実施いたしております。

今回はコーチパネルという新しい壁パネルや断熱材を変えた経緯もあり行いました。

 

 

 

結果から先に書きますと「C値:0.5c㎡/㎡」でした!

数値だけ聞いてもなんのこっちゃという感じですね。

まず、C値とは「相当すき間面積」のことです。換気扇など計画的にあけた穴をふさいで、室内の空気を送風機で強制的に外に排出します。この時に生じる気圧差と風量でC値を算出します。

というわけで、C値0.5って具体的にどれくらいかというと、展示場全体で約8.6㎝角の隙間があいているということになります。

(対象面積147.86㎡×C値0.5=家の隙間面積73.93c㎡)

家全体で携帯電話の半分ぐらいの隙間しかないんですね。すごい!!

ちなみに温暖地域(静岡県が含まれるⅣ地域)の基準値はC値:5.0以下、寒冷地域(北海道、Ⅰ地域)でC値:2.0以下となっております。C値:1.0以下で俗にいう「高気密住宅」とか言ったりしていますが、これはなにも定義はありません。あまり言葉だけを信用するのは危険ですのでご注意くださいね!

 

と、ここまで気密測定だの、C値だの書きましたが、あまりそこに拘らなくても個人的には良いと思います。数字で表してしまうとなるべく低くしたい!と思うのが人の性です。これは断熱性能のUA値という数値でもそうですが、数値が低ければ性能が良いのはもちろんそうなのですが、その数値の差がわかるか、体感できるかというとそうではないと思います。

 

計算のみであればC値1.0と0.5でまったく同じ条件で建築した家は、月に400円程度、暖房期の電気代の差がでると試算している方もいます。でも、家は実験棟ではないので本当の所は分かりません。1ヶ月間人の出入りがなくエアコンつけっぱなしなんていう状態は実生活ではありえませんからね。数値だけをよくするために多額の費用がかかったりするのはどうかと思いますし。。。

 

大事なのは、住む方がどんな家にどんな住み方をしたいか、という所です。各家庭で想いは違いますので、拘るポイントをクリアにして、楽しい家づくりをしていってほしいと思います。

 

ちなみに3年前に建てた我が家はC値1.5、UA値0.56で夏はエアコン、冬は1-2時間ガスストーブ+エアコンで超快適です!光熱費もアパートよりは上がりましたが広さと比較すると想定よりも安くすんでいます。

 

詳しいお話を聞きたい方は是非フジモクの家展示場「暮ラスカ」に遊びに来てくださいね!!

 

(文:二級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター・ファイナンシャルプランナー 田邉亮)