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【窓の役割と形・種類その①】/ 富士・富士宮・三島フジモクの家

【窓の役割と形・種類その①】
窓にはさまざまな役割があります。
一般的な機能でいえば光を取り込んだり、風を通したりするものですね。
そして、設置する位置、大きさ、形、目的、種類により性能や空間演出に大きな影響を与えます。そのため、設計では役割とともに他の要素もしっかり理解した上で間取りの中に取り入れる必要があります。
● 窓の役割 光を取り込む窓
窓の代表的な役割の一つは、「自然採光の導入」です。
自然採光は、採光窓の設置方角により特性が異なります。
東側は朝日が差し込む気持ちのよい窓。太陽高度が低めなため、部屋の奥まで光りが差し込むことが期待できます
南側はもっとも採光条件がよい窓です。
太陽高度が高いため、採光が得やすく、精力的に活動するお昼頃にもっとも太陽高度が高くなることから、主要室にぜひとも設置したい方角の窓です。
西側は西日が差し込み、採光窓としては好ましくない窓です。
気温が高くなる昼から午後2時頃の採光窓となるため、室温上昇を助長してしまいます。日除け対策をするとよいでしょう。
北側は日が差し込まないイメージがありますね。でも、あくまでも直射日光が入ってこないだけで、空気中の塵や水蒸気などに反射して届く天空光と呼ばれる光が差し込みます。ほんのり明るい採光を得ることができます。
「トップライト」と呼ばれる天井に設置する天窓もあります。
ダイレクトに自然採光が取り入れることができるため、屋外と変わらない採光量があります。
窓の種類は主に引違窓・縦辷り窓・横辷り窓・FIX窓・トップライトになります。
次回も、窓の役割をご紹介します。
(文:一級建築士・宅地建物取引士 新田真善)