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防災用品「エアーマット」のご紹介! / 富士・富士宮・三島フジモクの家

【防災用品「エアーマット」のご紹介!】

 

こんにちは、常務の川口正博です。今回は当社の包装資材事業部の商品のご紹介です。以前にもお伝えした防災用品の一つに当社の隠れたヒット作があります。その名も「エアーマット」言葉の意味通り、空気(エアー)で膨らませるマットです。身近にあるもので言うと海やプールで使うビーチマットに近いものです。

 

 

 

みなさんは床が固い場所で寝たことがありますか?2時間も寝ると腰や肩が本当に痛くなりますね。また、コンクリート床では寒い時期は底冷えして、とても寝られたものではありません。そんな時に、このマットが登場します。空気で膨らませるので空気層が断熱材の役割をして柔らかくそして暖かくゆったりと寝ることができるというわけです。

 

実際の用途は大地震や台風などの自然災害で体育館や公民館、また帰宅が出来なくなってしまった時オフィスの床で寝なければならない時に使うといったところです。もう一つ優れた特徴は、備蓄性です。空気を入れない状態では、ペラペラですので、100人分を備蓄しても畳1畳分程度のスペースがあれば十分保管できます。

 

実は、開発秘話があります。この商品、元々輸送用の緩衝材として開発された物です。精密機械を輸送する際に、このマットを膨らませて製品に巻き付けて外装箱に納めます。すると輸送中の揺れや振動などの外力から製品を守るクッションの役目を果たしてくれます。  それを見た当社の担当者が協力業者と一緒に「何か他にも使えそうでは?」と考え出した製品というわけです。まさに「発想の転換!」頭の固い私にはとても苦手なところですが、日頃から面白いアイディアがないかとアンテナを立てていると、ふとした時に舞い降りてくるということですね。イノベーションとは大袈裟ですが、組み合わせやズラし(派生)の発想が大切と言われますね。

 

東日本大震災の際には、東京都内を中心に交通網が崩壊し会社から自宅に帰ることが出来ない「帰宅難民」の問題が発生しました。中には何日も会社から帰ることが出来ないと言う被害にあわれた方もいたそうです。その後、企業を中心に備えをしようと言う事で本当に多く引き合いを頂きました。当社もビジネスチャンスとばかりに、一時東京ビックサイトで開催される「オフィス防災展」等の大きなイベントにも何度も出展してPRを重ねてきました。最近では、幸いなことに大きな震災が起きておらず、防災意識が低下していると言われていますが、そんな中でも企業様や全国の自治体からもご注文を頂いている状態です。

商品開発は、ユーザーの不満や困ったという声の解決から生み出されると言います。家づくりもそうですが、お客様の声を大切に今後も商品開発をしていきたいと思います。

こちらの商品は、フジモクネットショップにて販売しております。

 

ネットショップはこちらから: http://www.ipac-fujimoku.co.jp/shop/airmat.html

 

(文:二級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター川口正博)