【新型コロナウイルスだけじゃない!ウイルス感染を防ぎ、健康を守る木のパワー】富士・富士宮・三島フジモクの家
【新型コロナウイルスだけじゃない!ウイルス感染を防ぎ、健康を守る木のパワー】
「新型コロナウイルス感染症」が急速に拡大し、緊急事態宣言が出されている最中、誰もが感染を免れて、早く普通の生活に戻りたいと願っていると思います。
そこで、久々に「木の話」。木には健康を守るすごいパワーがあること。木の効用を活かして、木の家が健康で長生きする環境をつくっていることをお話したいと思います。
■木の殺菌パワーで健康を守る
現在、脅威にさらされている新型コロナウイルスに限らず、毎年悩まされるインフルエンザやノロウイルスなどの細菌に対して木の成分には強い殺菌パワーがあることが分かっています。細菌などを寄せつけないとうことで、フジモクでは住宅はもちろんのこと医療施設建築でも内装に木を使う提案をさせていただいています。
また、老人ホームでの調査によると、木材を多く使用している施設では、インフルエンザにかかったり、けがをしたり、眠れなかったりする入居者が少ないという結果が出ています。
さらに、学校における児童の欠席理由の調査では、インフルエンザによる学級閉鎖、病欠欠席者数、不登校児童数のすべてでRC造校舎より木造校舎の方が低いという結果になりました。
木の抗菌パワーとうことだけでなく、木に囲まれて暮らすこと又は過ごすことが健康を守ることにつながっているようです。
■ダニを寄せつけず、喘息やアレルギー性皮膚炎などに効果のある木の床
ある集合住宅で、床をカーペットから木製に替えたところ、ダニの数が減少したという実験結果がありました。これは、木が湿気を吸い取ったり、ダニの隠れ場所になる隙間が無くなったことでダニが生きていくには厳しい条件になったからだと言われています。ダニはアレルギー性皮膚炎などの原因のひとつに挙げられているだけに、清潔で健康な暮らしに木の果たす役割は大きいと言えます
■ホルムアルデヒドを吸い取り、悪臭も消す木のパワー
家の中にいると頭痛や喘息、アレルギーなどが起こる、いわゆる「シックハウス症候群」の原因には、カビやダニの他に建築材料の接着剤や塗料から出るホルムアルデヒドなどの化学物質があります。ヒノキやヒバなどの木の成分には空気中のホルムアルデヒドを吸い取り、減らす働きがあることが分かっています。
さらに、木にはアンモニアなどの悪臭を消す力もあるのです。ヒノキ、トドマツ、ヒバのにおいの成分にアンモニアの悪臭を通す実験をしたところ、高い消臭率があるという結果が出ました。木の香りが家の中の空気をキレイにしてくれることで、心地よく健康に暮らすことを助けてくれるのです。
木には、リラックス効果やあたたかみ、衝撃を和らげる、目にやさしい、音をまろやかにするなど、まだまだ様々なパワーがあります。一度、そんな視点で是非、フジモクの家・ショールーム「キト暮ラスカ」でゆっくり過ごしながら木のパワーを体感してみてください。
(文:一級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター 川口祐介)