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荷物の世界旅を支える、フジモクの包装資材部木材工場「木製パレット事業」のお話 / 富士・富士宮・三島フジモクの家

【荷物の世界旅を支える、フジモクの包装資材部木材工場「木製パレット事業」のお話】

こんにちは、常務の川口です。今日は、当社の包装資材部木材工場のお話を取り上げてみたいと思います。

 

 

フジモクの木材工場と言うと、自社の家づくりに使用する木材を製材していると思われるかもしれませんが、実は全く違った業態で、梱包荷役資材の製造をしています。主に、フォークリフトで荷を運ぶ時に台として使う木製パレット、木箱の製造を行っています。お客様は様々な業種で、静岡県東部、神奈川県西部の製造メーカー様、そして富士市近郊の紙関連の工場様です。用途もお客様の工場構内で使用する物、そして海外を含む出荷用に使用する物等多岐に渡ります。特に、海外出荷の際には消毒が必要な木製パレット。その設備を持った会社が限られるため、海外出荷用パレットの製造を得意としています。

 

 

次に原材料のお話。梱包材の材料は、主に北海道産カラマツ・トドマツ、そして南米チリやニュージーランド産の松を使っています。地元や国産といった家づくりの材料と異なるのは、強度や耐久性も勿論大切ですが、やはり価格の安さが第一に求められる点からです。

このパレット・木箱は、実はとてもロマンがあります。お客様が作った大切な製品を載せて、船や飛行機で全世界に旅をします。近くは、中国・韓国、そして最近はインドやアフリカ、北米へも行きます。製品自体はとても地味に感じられるかもしれませんが、まさに縁の下の力持ち。私どもが作ったパレットが無ければ、主役のお客様の製品はどこにも運べないのです。北海道から船に揺られて入ってきた材料を当社が加工し、そこからお客様の荷物を全世界にお届けする。たかがパレット、されどパレットだと思いませんか?

最近ニュースでも話題のマイクロプラスチックの生態系への悪影響の話を受けて、ストローやレジ袋削減へ向けた脱プラスチックの動きが加速しています。このパレットのもう一つの魅力は、循環資源を使用したエコ商材であるということもお伝えしたいと思います。

 

(文:二級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター 川口正博)