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フジモクの家『社内検査』/富士・富士宮・三島フジモクの家

フジモクの家『社内検査』

工務担当の大塩です。今回はフジモクの家で実施している『社内検査』についてお話したいと思います。

はじめに、住宅に係わる検査や審査にはどんなものがあるか、簡単に説明します。

自治体や民間の指定確認検査機関に書類を提出し、設計図面の審査を受ける建築確認です。

そしてその確認申請どおり建てられているかを検査する中間検査(上棟後)、工事完成後には完了検査が有ります。その他に瑕疵担保保険の配筋検査、中間検査も有ります。

以上の他に、工務店が各工程で実施しているのが社内検査と言われるものです。

『フジモクの家』では、担当監督が実施する検査と専任の担当者が行う検査が有ります。

それぞれ、配筋検査、上棟後の金物検査、雨仕舞い検査、木工事完了検査、竣工検査を実施し、社内検査を2回実施していると言うことになります。

 

<社内検査の内容>

 

検査2

 

・配筋検査は、コンクリートを打設してしまうと見えなくなってしまい且つ建物を支える重要部分を検査するので、タイミングが難しい上に大変気を使います。

・金物検査は、柱や梁に取り付けられる金物、筋交などの構造上主要な部分を確認します。多くの部分を確認することになるので時間を掛けしっかり確認します。

・雨仕舞い検査は開口部(サッシ周り、換気扇、配線貫通部等)、屋根と外壁が交わる部分から雨水が進入しないように施工されているか確認します。この検査も、建物を長期に亘って維持して行く上でとても重要な検査です。

・木工事検査は、大工さんの工事が完了した後、仕上げを行う前に行う検査です。壁、天井下地のプラスターボードやドア枠、窓枠などがしっかり施工されているかを確認します。

・そして最後の竣工検査です。すべての工事が完了した後に、図面どおりに仕上がっているか、傷などがないかなど表面的な仕上りを確認して行きます。

 

このように、後からでは見えなくなってしまう部分から、仕上がった部分まで多くの箇所を確認しているのが社内検査の特徴です。

 

社内検査は、お客様との契約や打合わせでお約束したことが、確実に出来ているかを確認することと、建築確認や社内ルールが守られているかを確認して、これからお客様に安心してお住いになって頂くために行います。

 

そしてすべての社内検査が終了した建物を、お客様にお引渡しさせて頂いています。

 

(文:二級建築士・暮らし省エネマイスター 大塩学)