「新築の時に行う、登記の話」/ 富士・富士宮・三島 フジモクの家
【新築の時に行う、登記の話】
こんにちは、営業の田邉です。
今日は住宅を建築した時などに忘れがちになってしまう「登記」のお話を書きたいと思います。登記にも費用がかかります。しっかり予算を取っておかなければいけませんよ!
中々分からなく難しいことなので、皆さん丸投げにすることが多いですが、この機会に登記について少し理解をしておきましょう。
まず「登記」といっても色々な種類があります。ここでは家づくり(建築)に関することを簡単に書きます。
・表示登記→不動産の物理的情報。「ここ」に「こんな」建物があるよ!と示す登記。
・保存登記→不動産の所有者情報。この不動産は「〇〇のもの」だよ!と示す登記。
・抵当権設定登記→銀行(債権者)の担保情報。お金を貸した代わり不動産を押えてるよ!と示す登記。
表示登記は「表題部」という欄に、保存登記は「権利部甲区」という欄に、抵当権設定登記は「権利部乙区」という欄に上記の情報が書かれています。
権利部乙区には所有者以外の権利の情報が載っているのであまり聞いたことはないかもしれませんが「地役権」「地上権」「賃借権」など色々な権利が登記されています。
新築時の登記の流れです。
1)一般的に家を新築した時にはまず「ここに新築したよ」ということで「表示登記」を行う(1~2週間程度)
※土地家屋調査士
2)「この家は自分のだよ」ということで「保存登記」を行う(1~2週間程度)※司法書士
3)銀行からお金を借りた場合には「この建物と土地を担保にお金を借りたよ」ということで「抵当権設定登記」を行う(1~2週間程度 ※保存登記と同時が多い)※司法書士
住宅ローンを組まれる場合は抵当権設定登記をしなければ銀行からお金は借りれないので、だいたい引渡しの1ヵ月ぐらい前には表示登記の依頼をした方がいいです。
ちなみにこの登記を行える人は有資格者でなければできません!
上記に書いた表題部の登記をするのは「土地家屋調査士」にしかできず、権利部の登記を行えるのは「司法書士」と決められています。
費用としては一概には言えませんが土地家屋調査士・司法書士に各々10~20万円程度です。詳しい金額はその都度見積を頼んだ方がいいです。
フジモクではお客様のお知り合いで土地家屋調査士さんがいない場合には10年来のお付き合いがある「石井土地家屋調査士」さんに依頼することが多いです。
時期がきたら営業から案内があるかと思いますので、安心してくださいね!
今日は小難しいお話になりましたが、登記は所有者の権利に係ることなのでとても大事なことです。しっかり登記を行いましょう!
本年もどうぞもよろしくお願いいたします!!
(文:二級建築士・宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー・暮らし省エネマイスター 田邉亮)