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【現場見学のススメ～なぜ家づくりの現場を見ることが大事なのか～】

 こんにちは、社長の川口です。

2回に渡ってフジモク営業スタッフの田邉と小池から見学会のアドバイスをさせていただきました。

私からはそれらのまとめとして、なぜ家づくりの現場を見ることが大事なのかをお話したいと思います。

結論から言いますと、「家づくり」は現場が命。その現場を自分の目でしっかり確認して良いパートナー（会社）を選び、良い家づくりを実現していただきたいのです。

・絢爛豪華なモデルハウスだけでなく、等身大の家を見よう！

住宅展示場などに建てられているモデルハウスのほとんどがフルスペックか標準の仕様よりグレードが上げられています。装備、価格ともに高いレベルの家やトレンドを知るのはいいことですが、家具や小物などで目一杯装飾された空間に惑わされてしまうので、モデルハウスだけで家自体の良し悪しを判断するのはお勧めしません。完成現場見学会で実際に住む人の思いを込めて建てられた、等身大の家で建物本来の良さを確認してください。

・完成すると隠れて見えなくなってしまう、家の安全性を確かめよう！

建築途中の段階で行われる構造現場見学会では、普段見ることのできない床下の基礎や土台、柱、梁桁などで構成される骨組み、それを補強する耐震金物などを見ながらその場で構造的な説明を受けることをお勧めします。直接自分の目で確認することで、家の安全性に対する納得感を高めましょう。フジモクの家が標準で装備している「制振装置」もこの段階で見ることが出来ます。

尚、現場見学会以外でもいろんな工事段階の現場を個別に案内してもらうことができますので、普段どんな感じで工事が進められているのか見ておくのもいいでしょう。工事中の現場の見学を断る会社は注意してください。

・完成した建物で具体的なイメージをつかみ、自分の家づくりにつなげよう！

完成現場見学会では、文字通り完成してお引渡しをする直前の家を見ることが出来ます。まずは建物の空間やデザインなど全体の印象を感じてください。そして、細部に渡って観る中でいいと感じたところやこれは違うなと感じたところなど、それぞれ具体的なイメージをつかんで自分の家づくりの参考にしていくといいと思います。

・実際の暮らし方を参考に、家づくりの先輩からアドバイスを受けよう！

フジモクの家では「オーナー様宅内覧会」と言っていますが、入居後の建物の見学会もあります。ここでは、実際に暮らしで使われる家具や生活道具が入った空間を観ながら、住み心地など実際に住んでみた感想やこだわりポイントなど家づくりの想いを聞ける他に、工事中のことやもっとこうすればよかったなど家づくりの先輩からいろんなアドバイスが受けられます。暮らし方の参考にもなりますし、この会社を選んでどうだったのかなどは是非聞いてみてください。

・さらに、ルーツを知ることで、自分の家への愛着を高めよう！

フジモクの家では、木の家のルーツを知る機会として「富士山麓の森林バスツアー」を開催しています。家の大切な骨組みとなる木材がどんな環境で育ち、どんなふうに木材となって家に使われるのか、自分の目で見ることは家への安心感と共に良い家づくりにつながります。そうして出来上がった家には格別の愛着を感じ、家を大切にしながら永く楽しく暮らしていけると考えます。

家づくりの現場を見学することは、実際に建てられている家を自分の目で見て、デザインのセンスや技術力、さらには企業姿勢や家づくりへの想いなどを感じ取って信頼できる会社を選ぶ機会となります。それに加えて、家づくりの現場を知ることで、家への愛着が高まり、家づくりそのものを楽しめるようになると思います。是非、積極的にいろんな家づくりの現場を見てみてください。

（文：一級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター　川口祐介）