フジモクの家 構造のおはなし① / 富士・富士宮・三島フジモクの家
【フジモクの家 構造のおはなし①】
静岡県に家を建てるのであれば、地震に強い家を建てるのは当たり前。耐震等級という言葉をよく耳にしますが、それは殆どの住宅会社が耐震等級3を謳っているからではないでしょうか。今、木造住宅の性能で耐震等級3は大前提。今回はフジモクの一番のこだわり、【構造】についてご説明します。
■フジモクの家は全棟構造計算(許容応力度計算)を行います。
家を建てるのに当然、構造計算をしていると思われている皆様、現在建てられている2階建て以下木造住宅のほとんどが「構造計算」されていないのをご存知でしょうか?その理由の一つは建築基準法の「四号特例」の存在です。木造住宅の場合、「四号特例」により簡略化された構造計画で建築確認申請を取得する事ができ、これにより時間とコスト(数十万円)のかかる構造計算を省いている住宅会社が多いのが現状です。
・「四号特例」(仕様規定)
壁量計算といい、壁の量だけで台風や地震による水平荷重によって倒れないかを検証する簡易的な計算方法。
・「構造計算」(許容応力度計算)
水平荷重の検証に加え、鉛直方向(上から下方向)に掛かる荷重に対して、壁だけでなく全ての柱や梁の強さの検証を行う。
私たちフジモクは、あえて時間とコストがかかる構造計算を全棟実施しています。2016年に発生した熊本地震により、これまで安全とされてきた新耐震基準の建物が次々と倒壊したことを目の当たりにし、構造計算の重要性が再認識されました。昨今起こる自然災害は、経験則では到底立ち行かないことを痛感しています。我々が目指すのは丈夫な家を作ることは自前のことで、そこに暮らすお客様ご家族がどんな時でも安心して幸せな日々を送ってもらえる家を提供し続けていくことだと考えています。自分たちが作った家を自信を持ってお引き渡ししたい。そんな想いでフジモクでは「構造計算」により、色々な角度から家の構造を科学的に検証し、データに基づいた耐震性、強度を確保しています。
次回は、制震ダンパー標準装備、地元の良質な無垢材富士ひのきの骨組みについてお話いたします。
(文:勝亦浩二)