【パッシブ冷暖のお話②】富士・富士宮・三島 フジモクの家
『パッシブ冷暖と相性のいい無垢材のススメ』
フジモクの家が目指す、冬暖かく夏涼しい住まいづくりのお話。前回は、私たちがおすすめしているシステム『パッシブ冷暖』をご紹介しました。(パッシブ冷暖①は5月2日ブログにて)
今回は、お住まいの冷暖房計画(特に暖房)と床材のお話。快適なお住まいを目指す上でこの両者はとても大事で、密接な関係があります。
フジモクの家がおすすめする床材は、ひのきと杉。どちらも程よい柔らかさと香りが特徴です。夏は素足でもべた付かずに気持ちが良く、冬はひんやりした冷たさを感じさせないとても優れた材料です。
感覚的に“ぬくもりがある”等と言われますが、実はしっかりと科学的に証明されています。素材固有の『熱の伝わりやすさ(熱伝導率)の違い』がポイントです。この数値が無垢の杉は鉄の1/483、コンクリートの1/12です。なぜか…。木の細胞内の空気が熱を伝えにくくしているからです。鍋の取っ手が木製なのはこれを利用したものです。四季を通じてリビングにべたっと座ったり、ごろごろしたりするのが気持ち良いのにはちゃんと理由があるのですね。
前置きが長くなりましたが、つまりパッシブ冷暖は、この性質をうまく利用して、床下に埋め込んだエアコンで無垢の床材を下からじんわりと暖め、肌が直に触れる床と部屋全体の空気を暖めるという方法で、頭寒足熱を実現しとても快適、というわけです。
特に肌が接する床材選び、そしてそれに合わせた冷暖房器具の選定は快適さを大きく左右します。是非しっかりとアドバイスを聞いて選んでみてください。