庭を造ること。
それは、自然をいつも感じる方法。
お気に入りの庭で過ごす時間は
日々の暮らしに癒しや喜び、時には出会いも運んでくれます。
・イメージしたのは西の魔女の家の庭
T様邸の家が完成した(T様邸その①はこちらから☆)後に、
沢山のバラを育てる奥様と、花より雑木好きなご主人からお庭の相談を
受けました。
庭を造るにあたってのご夫婦が希望したイメージは映画「西の魔女が死んだ」の
おばあちゃんの家の庭。
カッチリとした庭ではなく、木々はそよそよと音を立て、門柱から玄関までの
小道を歩くと、石畳のレンガの隙間から下草がこっそり顔を出している。
愛情いっぱいに育てているバラが、上品に咲き誇りますように。
そんな願いが込められました。
設置したのは、道路に面したアイアンのフェンスと園芸用具がたっぷり
収納できる物置のみ。
シンプルな造りにすることで、開放感たっぷりの空間になりました。
陽光が降り注ぎ、4月から5月にかけて60種類以上のバラが咲き、通り
すがる方々が立ち止まり、フェンス越しに会話がはずみます。
木々は夏の日差しを遮るだけでなく、木陰を通って冷やされた風をリビング
へと運んでくれます。
良い「家」と「庭」が揃ってはじめて良い「家庭」が生まれる。
そんな言葉がピッタリのT様のお庭が完成しました。