森林が果たす役割2. ~フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味
フジモクが富士ヒノキなどの地元材を使う大きな理由のひとつである「森林が果たす役割」の話の2回目です。今回は、前回(☆)お伝えした「森林が果たす3つの役割」の3つ目とまとめについてです。
【その3.おいしい水をつくり、川や海の環境をつくる】
森林に降った雨が土壌に浸透する間に、水は濾過、浄化されると共に、ミネラル分がたくさん含まれおいしい水になります。そして、飲み水だけではなく、農業用水、工場用水、発電用水などに利用されます。また栄養分を含んだ水は、川から海へ流れ込み、海では漁場を育てます。
このように、「その1.地球温暖化を防止する」、「その2.緑のダムで災害を防ぐ」でもお伝えしたように、私たちの生活に密接にかかわっている森林ですが、日本各地の山の間では間伐などの手入れがされず放置された人工林が増えている現実もあります。放置された森林の木は立ち枯れや、成長に必要な環境に恵まれず太くなれずに台風などの強風で倒木被害などの問題や、土壌流出を防ぎます。また、木が成長していくことで、二酸化炭素をどんどん吸収して地球温暖化の防止に貢献してくれます。そのためにも間伐などで伐った木を使っていくことが大事なのです。
私たちフジモクが地元材を使う理由。
それは間伐材の使い道という「地元材を使った家づくり」が、一つの答えであると考えているからです。
次回は、「木の家が果たす役割~木の家は第二の森林」というお話をします。