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森林が果たす役割 1.フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味

森林が果たす役割~木を育てることの大切さ

 

今回は、フジモクが富士ヒノキなどの地元材を使う大きな理由のひとつである「森林が果たす役割」の話をしたいと思います。

 

森林が果たす役割は、私たちの生活に直接結びつき、影響が大きいことをご存知でしょうか?

例えば、大気浄化、水源涵養(注1)、治山治水(注2)、野生生物の保護、木材の供給など。

ここでは、皆さんにとってイメージしやすいように3つの役割を挙げてみます。

 

【その1、地球温暖化を防止する】       

木は、光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し、幹や枝に炭素を貯蔵しながら成長します。その集合体である森林は、二酸化炭素の吸収源、酸素の供給源、炭素の貯蔵庫として重要な役割を果たしていて、地球温暖化の防止に貢献しているのです。

 

 

光合成:木は光合成により大気中の二酸化炭素を吸収し、幹や枝に炭素を貯蓄しながら成長します。

 

【その2、緑のダムで災害を防ぐ】       

森林の中は、下草が生え、落葉落枝などの堆積物などで、表士がスポンジのように保水力が高くなり、降った雨が浸透して、ゆっくりと時間をかけて少しずつ河川に水を流します。森林は、水の流れ出す量が調整される「ダム」のような役割を果たしています。これを「緑のダム」と言い、土壌の浸食や流出が抑えられ、洪水、土砂崩れを防いでくれます。森林は、国土そして私たちの生活環境を守ってくれているのです。

 

 

緑のダム:森林の中は、下草が生え、落葉落枝などの堆積物などで、表士がスポンジのように保水力が高くなり、降った雨が浸透して、ゆっくりと時間をかけて少しずつ河川に水を流します。

 

 

いかがでしたでしょうか?

もう1つの役割【その3、おいしい水をつくり、川や海の環境をつくる】とまとめは、次回のお話でお伝えします!

 

(注1)水源涵養(すいげんかんよう):雨水を吸収して水源を保ち、あわせて河川の流量を調整すること。

(注2)治山治水(ちさんちすい):治山とは、山地災害を防止し土砂の流出を制御すること。

治水とは、目的に応じた水利用を実現するために水害を防止し、水の流れを制御すること。