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木の家が果たす役割「木の家は第二の森林」~フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味

木の家が果たす役割「木の家は第二の森林」~フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味

 

 

前回まで、フジモクが富士ヒノキなどの地元材を使う大きな理由のひとつである「森林が果たす役割」の話をしてきました。今回は、地球環境に対して木の家が果たす役割のお話

森林から伐り出される木を使うことがいかに大切か、というお話をしたいと思います。

 

【木は成長とともに、二酸化炭素の吸収量が変わる】

木は地球温暖化の主な要因である二酸化炭素を大気中から吸収し、炭素として蓄え続けるのですが、二酸化炭素の吸収量は木の成長と共に変化します。ヒノキや杉の場合、若い時(樹齢20年位)に最もたくさんの二酸化炭素を吸収し、その後は成長と共に吸収量が減少していきます。そこで、二酸化炭素の吸収量が低下していく成長した木を伐って、新たに苗を植えて育てていくことによって、森林は常により多くの二酸化炭素を吸収する状態を保つことが大切なんです。

 

 

【木の家が第二の森林と言われている理由】

そして、森林から伐り出された木は、そのまま炭素を貯蔵し続けています。森林で役割を終え伐採された木を使って家を建て、何十年にもわたって住み続けることにより、二酸化炭素を吸収して蓄えた炭素は閉じこめられたままの状態になります。

木の家が一軒で固定化(木材が二酸化炭素を吸収して炭素として蓄えることを固定化といいます。)する二酸化炭素は、約11トンと言われます。大人一人が呼吸で排出する二酸化炭素を年間約320kgとして計算すると、大人一人が呼吸する30年分以上の二酸化炭素を固定化し続けることになるのです。

これが、木の家が第二の森林と言われる理由です。

 

また、成長した木が計画的に伐採され、住宅や家具などに使われることによって林家に利益が出れば、次の世代のために苗を植えるという循環が進むのです。