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フジモクの家は”建築化照明”を使ってプランしています「照明デザイン」のお話

【フジモクの家は”建築化照明”を使ってプランしています「照明デザイン」のお話】

 

厳しい暑さが続いた夏場が懐かしく感じるくらい、めっきり涼しくなりました。日がどんどん短くなり、「秋の夜長」と言われる季節になりましたね。その長い夜の暮らしに欠かせないのが、部屋の灯りです。

今回は、部屋の灯りを創る「照明デザイン」のお話をしたいと思います。

 

 

 

照明デザインとは、ただ部屋全体が明るくなるように照明器具を配置するということだけではなく、空間を活かす照明の工夫をすること。言い換えれば、空間に落ち着きを与え、より上質な暮らしのシーン(雰囲気)を作り出すこととも言えますね。たとえば、必要なところにふさわしい明るさと大きさの灯りをつくる。

明るさと暗さを程よく共存させる。など、です。

 

プランを計画する上で、空間を活かすための照明デザインはとても大切です。

凹凸がなくすっきりした空間を認識するがままの美しい灯りで、心地良い明るさに包まれる…。

そんな空間をつくるために用いるのが「建築化照明」です。天井や壁といった建築物の一部として照明器具を組込み、あたかも建築部材そのものが照明装置であるかのように見せる方法です。光源が直接見えないため不快なまなざしを防いだり、壁面や天井を照らすことで空間を広く感じさせる効果もあります。

 

建築化照明の代表的な手法として、以下のようなものがあります。

 

①光天井(ひかりてんじょう):

 

 

天井面に拡散透過材(乳白プラスチックなど)を張り、天井内に光源を配置した直接照明方式で、間接照明に比べて明るく拡散性が高い。拡散透過材により、やわらかい光とすっきりとした照明効果が得られる。

 

②コーブ照明:

 

 

折上げ天井の隅や壁に光源を隠して設置し、天井面を間接的に照らす照明方法。床面積は広いが天井があまり高くない空間に適している。

 

③コーニス照明:

 

 

 

蛍光灯などの光源を、壁の上部に設けたコーニス(帯状の装飾)に隠して設置したもの。壁やカーテン、ブラインドなどを間接的に照らす照明方式。

 

フジモクの家では、ムクの木と自然素材の風合い、そして空間のデザインを生かす形で建築化照明をご提案しています。仕上げ面を美しく照らす灯りは、塗り壁や板張り、ムクの床など、美しい素材をより効果的に魅せてくれます。

照明の使い方次第で想像以上に暮らしは豊かに、愉しくなります。早く家に帰ってくつろぎたくなる。

そんな空間を照明デザインで創り出せたらいいですね。