「高気密高断熱の家は夏、暑いのか?」/富士・富士宮・三島フジモクの家
「高気密高断熱の家は夏、暑いのか?」
こんにちは、営業の田邉です。
今年は特別に暑い日が続きます! 夏真っ盛りですね。さて、今日は「夏は高気密高断熱の家だと暑い!」という噂について書きたいと思います。
高気密高断熱住宅って冬は暖かくていいけど夏は逆に暑くなるんでしょ?という話を昔よく聞きました。
実際の所、高気密高断熱住宅はなにもしないと室内の暑い空気が外部へ行きにくいので、そのようになる可能性はあります。ただ、暮らし方に注意をすればとても快適に生活が出来ます!
高気密高断熱住宅は、例えると「高性能な魔法瓶」のようなものです。魔法瓶は、暖かい飲み物であれば冷めにくく、冷たい飲み物であれば暖かくなりにくいですよね。この理屈を暮らし方に置き換えると、夏でも室内を涼しい状態にすれば暑くなりにくいということです。実は、室温は料理中や家電が発する熱や人が呼吸したり動いたりするだけで上がります。そのため、何か対策をしないと室温が高くなってしまいます。
そしてもう一つは、室内に熱が入らないようにすることが大切です。夏は外気が灼熱なので、その熱が入ってこないように軒を深くして、太陽光を直接室内に入れない工夫で対策します。この辺りは間取を考える時が大切ですね。
熱を外で遮っても室内の空気を冷まさなければ暑くなる一方です。省エネルギーで室内を冷やすにはやはりエアコンが一番だと思います。湿度が低ければ、サーキュレーターなどで通風を起こすだけでも涼しく感じますね。
では、外出から帰宅した時の工夫です。
「日中、家の中が暑くなりすぎている場合」
1)帰宅後、一回窓を開けて室内の暑い空気を換気する
2)開ける窓は、軒などで日光が当たっていない窓と北側などの日陰の窓で、なるべく対角線や2方向の窓
3)サーキュレーターなどを使って、一気に室内の暑い空気を外に出す
4)その後、エアコンをON!
これで、短時間、省エネルギーで室内を涼しくできます。
高気密高断熱住宅であれば、一度室内が冷えてしまえば省エネルギーで快適室温を維持できます!
5年前に建てた我が家はでも帰宅後、部屋の中が暑くなっている時は上記の工夫をしてから1時間ぐらいリビングエアコンを通常運転で動かし、その後は「弱運転(しずか運転)」でゆるーく動かしています。そしてなるべく室内扉を締め切らず、各部屋が一体となるようにしています。こうすることにより省エネルギーで家全体が快適な空間になってくれます。
冬も夏も快適に過ごすには高気密高断熱住宅が一番です。機械に頼らず間取などの工夫により快適な暮らしをご提案いたします。是非フジモクにご相談ください!!
(文:二級建築士・宅地建物取引士・暮らし省エネマイスター 田邉亮)