「洗濯物は１階完結型 ベランダが不要になった最近の家づくり事情」/富士・富士宮・三島フジモクの家
「洗濯物は１階完結型 ベランダが不要になった最近の家づくり事情」
こんにちは、営業の勝亦です。家事の中でも大きなウエイトを占める洗濯家事。家づくりにも大きな影響があると感じています。そこで、今回は洗濯家事からくる家づくりの最新事情についてお話ししたいと思います。
ここ数年のフジモクの家では、ベランダ(バルコニー)を作ることがほとんど無くなりました。理由は、最近ではお施主様からのご要望が少なくなったこと、もうひとつはフジモクでも積極的には勧めていない現状があります。
その理由として大きくは２つ。
- 自然環境の変化と家電の進化で外干しをしなくなった
- ベランダ（バルコニー）の用途が変わった
では、①と②を詳しく解説します。
・外干しをしなくなった理由
ベランダの用途は①洗濯物を干す②布団を干す③エアコンの室外機などを置く④広いバルコニーでくつろぐ、などでしょうか。以前は庭がない賃貸アパートや、昔の家(ご実家)はベランダがあるのが当たり前でした。どのご家庭でも、布団や洗濯物を外干しするために活用されていましたね。
それが、最近では室内干しが増えました。布団乾燥機などの電化製品の充実、さらには花粉やＰＭ2.5など外気の汚染、突然の雨への心配などからあまりベランダを使わないという方が増えたのが理由と言えるでしょう。
・ベランダに代わるものは何か？
とはいえ、洗濯は負担が大きい家事作業です。それを減らすことを考えると、おすすめしたいプランは「１階完結型」。濡れて重い洗濯物をわざわざ2階に運ぶのではなく、ＬＤＫの横にウッドデッキなどを造り、深い軒を出します。外で洗濯が干せるように、外壁付けや軒天付けの物干し金物をご提案しています。風が気持ちいい時は、洗濯をして横移動で外の洗濯干し場まで行ければ外で干そうということになります。物干し金物は、使わない時はしまっておけるものなどもありますので便利です。
「1階完結型」にすることで、日頃のベランダ掃除（落ち葉や砂埃で結構汚れます）やメンテナンス費用（およそ10年に一度、防水施工が必要なことが多いです）を無くすことができます。また、将来的な雨漏りのリスクも少なくなります。ベランダを不要にしたコストを、家づくりの他のところへ回してもいいですね。
皆さんにとって「ベランダは必要か？」と、ぜひ一度考えてみてくださいね。
（文：営業 勝亦浩二）
