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「四季を感じながら心地よく暮らす平屋の住まい。②」 / 富士・富士宮・三島 フジモクの家

~木造の平屋なら、フジモクさんがいい。他はどこにも行きませんでした。~

前回は(①はこちらから→)に続いて、「四季を感じながら心地よく暮らす平屋の住まい。」
のT様のお住まいの感想をお届けします。

フジモクでは、その土地の材を使うのが最上の家づくりと考えています。
もちろん、T邸の床材はすべて地元の富士ひのき


来客の目にもふれる玄関まわりには無節の材を選び、くつろぎの間であるリビングや
寝室には節のあるものを選びました。

壁は昼間の太陽の光も夜の照明灯もやわらかく受け止め、調湿もしてくれる珪藻土
全体に優しい感じに仕上がるように、天井はあえて白みの強い
ツガの板張りとしました。

Q.新しい家はご要望通りでしたか?
A.家の北側にある和室も、日が当たらないのに一日中明るい。
  東側の窓から入る朝日は後光が差したみたい。

南側のリビングと北側の和室を結ぶ長い廊下は、風の通り道でもあります。
窓を開けると、爽やかな風が室内に吹き込み、心地よく流れていく。また、家の南側に
長めに出した庇は、夏の強い直射日光が室内に入るのを遮り、逆に太陽光度の低い冬は、
穏やかな陽射しを部屋の奥へと導いてくれる。もちろんこれも
「パッシブデザイン」
基づいたものです。

Q.仕上げの質感などはいかがですか?
A.「訪ねてきた人から、料亭みたい!と言われますが、私にとっては、外から帰ってきて
ホッとくつろげるやすらぎの住まいです。」

Q.家づくりは楽しかったですか?
A.「照明はどれがいいか監督さんと一緒に選んだり、大工さんが棚の高さはどのくらいが
使いやすいか聞いてくれたり、いろいろ相談しながらできたのがよかったです。」

収納はよく使うものを近くにおいておけるよう配置するなど、生活しやすい動線にも配慮
しました。

Q.新しい暮らしはいかがですか?
A.動線が短くて動きやすい。廊下が一直線できれいに見えるところも気に入ってます。

最後に、担当者からひとこと
太陽の光とエネルギー、そして通風を利用して、一年中快適に過ごせる工夫をした
住まいです。間取りや動線は生活のしやすさを前提に考え、良質な木材を使って
すっきりとしたデザインで仕上げました。
庭には花が咲く時期が異なる木々や下草を植え、目でも季節の移ろいを楽しんで
いただけます。