~木造の平屋なら、フジモクさんがいい。他はどこにも行きませんでした。~
前回は(①はこちらから→
☆)に続いて、
「四季を感じながら心地よく暮らす平屋の住まい。」
のT様のお住まいの感想をお届けします。
フジモクでは、その土地の材を使うのが最上の家づくりと考えています。
もちろん、T邸の床材はすべて地元の富士ひのき。
来客の目にもふれる玄関まわりには無節の材を選び、くつろぎの間であるリビングや
寝室には節のあるものを選びました。
壁は昼間の太陽の光も夜の照明灯もやわらかく受け止め、調湿もしてくれる珪藻土。
全体に優しい感じに仕上がるように、天井はあえて白みの強いツガの板張りとしました。
Q.新しい家はご要望通りでしたか?
A.家の北側にある和室も、日が当たらないのに一日中明るい。
東側の窓から入る朝日は後光が差したみたい。
南側のリビングと北側の和室を結ぶ長い廊下は、風の通り道でもあります。
窓を開けると、爽やかな風が室内に吹き込み、心地よく流れていく。また、家の南側に
長めに出した庇は、夏の強い直射日光が室内に入るのを遮り、逆に太陽光度の低い冬は、
穏やかな陽射しを部屋の奥へと導いてくれる。もちろんこれも「パッシブデザイン」に
基づいたものです。
Q.仕上げの質感などはいかがですか?
A.「訪ねてきた人から、料亭みたい!と言われますが、私にとっては、外から帰ってきて
ホッとくつろげるやすらぎの住まいです。」
Q.家づくりは楽しかったですか?
A.「照明はどれがいいか監督さんと一緒に選んだり、大工さんが棚の高さはどのくらいが
使いやすいか聞いてくれたり、いろいろ相談しながらできたのがよかったです。」
収納はよく使うものを近くにおいておけるよう配置するなど、生活しやすい動線にも配慮
しました。
Q.新しい暮らしはいかがですか?
A.動線が短くて動きやすい。廊下が一直線できれいに見えるところも気に入ってます。
最後に、担当者からひとこと
太陽の光とエネルギー、そして通風を利用して、一年中快適に過ごせる工夫をした
住まいです。間取りや動線は生活のしやすさを前提に考え、良質な木材を使って
すっきりとしたデザインで仕上げました。
庭には花が咲く時期が異なる木々や下草を植え、目でも季節の移ろいを楽しんで
いただけます。