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「ウッドマイルズ」のお話 ②~フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味

「ウッドマイルズ」のお話 ②~フジモクが日本の木を使った家を建てることの意味

 

今回も(前回はこちらから「ウッドマイルズ」のお話です。
住宅で使う木材は、海外から輸入していることはみなさんもご存知ですね?「エネルギーがどれだけかかっているの?」という視点で、読んでいただけたらと思います。

【地元の木は輸送エネルギーの少ない木材】

 

 

製造エネルギーの少ない木材ですが、輸入材は、北欧や北米、北洋など世界中のあらゆるところから膨大な輸送距離を経て日本にやってきています。当然ながらその輸送エネルギーも莫大になるのです。木材の輸送距離のことを「ウッドマイルズ」と言いますが、「ウッドマイルズ」に輸送量を掛けた、環境負荷を表す数値的な指標を「ウッドマイレージ」と言います。この「ウッドマイレージ」を使って木材の輸送エネルギーを比較してみると、輸送距離150Km以下の地域材(県産材レベル)は、欧州材の約15分の1、北米材約7分の1、北洋材の約6分の1という少ない輸送エネルギーになります。

 

 

また、欧州材で建てた家と国産材や地域材で建てた家の環境負荷を比較してみると、国産材で建てた家は欧州材で建てた家の約5分の1、さらに地域材で建てた家は約14分の1となり、地元の木で建てた方がより地球温暖化防止に貢献することになります。

このように、他の素材に比べて環境負荷の小さい木材でも、海外からやってくる木材は「ウッドマイルズ」(輸送距離)が長いほど輸送時の燃料消費によって環境に負荷をかけてしまうのです。
フジモクは、そもそもが環境負荷が小さい素材である木材を使って家を建てることに加えて、私たちを見守る富士山の麓の木といった「ウッドマイルズ」の短い地元の木を使って、家を建てることで地球環境に貢献していきたいと考えています。